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寫眞譚review/風立ちぬ:椿原桜果 譚

『寫眞譚でレビューするんだよ、でもまだ観てないんだよ、映画はよかった?』

すでに観たという友達と話していたら『私は永遠の0(百田尚樹著)を読んだ直後だったので、時代がリンクするところもあってよかったよ』という言葉をもらったので、永遠の0を読んだ後に見てきました。


確かに、零戦に関わってるという部分が同じ。
一方が零戦を作る人を描いた作品
一方が零戦に乗ってた人を描いた作品


風立ちぬで堀越次郎さんが
『俺たち、武器を作ってるんじゃない、飛行機が好きだから作ってる』
と言い、永遠の0では零戦に乗ってたパイロットが
『八時間も飛べるひこうきは素晴らしいものだと思う。しかしそこにはそれを操る搭乗員のことが考えられていない。(中略)八時間も飛べる飛行機を作った人は、この飛行機に人間が乗ることを想定していたんだろうか』
と語っています。

戦争に参加したくて参加する人はきっといないだろう(…と信じたい)
それでも零戦を優れたものにした事で戦争に加担してしまった次郎。
作りたいものを純粋に作っただけで軍事産業に加担する結果に…。

戦後68年が過ぎました。
私が小さい頃には8月というとどのテレビ局も戦争を扱ったドラマを流し、ドキュメンタリーを流し、戦争の悲惨さなどを訴えてた気がします。ここ最近は8月になってもバラエティが流れ戦争が終わった日がいつか知らない子どももいるし、日本がどこと戦ってた事すら知らない子どももいるそうです。風立ちぬは戦争の事を扱ってる内容だけど、内容的には少年の心を持った青年のロマンを描いてる気がして反戦映画とはちょっと違う気もするし、一方永遠の0もラストがちょっともやっとするんだけど、それでもこういう戦争を扱った作品がヒットして第二次世界大戦に興味を持つきっかけになるなら価値ある事だと思います。

映画自体は、飛行機に興味ない私としては結構退屈なシーンも多かったんだけど菜穂子さんの女としての生き様は好感が持てるし、なによりラストでの次郎さんの一言を聞くために126分を見てた気がします。


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『風立ちぬ』とは(Wikipediaより引用)
『風立ちぬ』(かぜたちぬ)は、宮崎駿による日本の漫画。『モデルグラフィックス』(大日本絵画)において、2009年4月号から2010年1月号まで連載された。本作を原作としたアニメーション映画が2013年7月20日に公開された。
タイトルは堀辰雄の同名小説からの借用であるが、「風立ちぬ」という言葉は助動詞の過去完了形であり、「風が立った」ことを表している。
Wikipedia URL

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寫眞譚的reviewとは
展示や映画、小説等ジャンルを問わずテーマを決め、それぞれが見て(読んで)感じた事を月に一回発表していく寫眞譚web企画です。石川省吾→井戸博章→Gaku→椿原桜果→吉澤美季と続きます。

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by shashin-tan | 2013-10-23 07:30 | 寫眞譚的review

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